トップメッセージ

代表取締役  菅原 紀 すがわら もとい

会社の方針・姿勢について

Q.社名に込めた想い、由来を教えてください

2007年に恩師である酪農学園大学の堂地修教授が学ばれた牛受精卵研究の先進地であるカナダ サスカチュワン大学を見学させていただく機会にめぐまれました。そこでは絶滅を危惧され数が少なくなったバイソンを最新の牛受精卵技術で増やす研究をしていました。

そのときカナダは真冬で気温がマイナス35℃の極寒でした、とてもたくましい姿のバイソン達でさえ肩を寄せ合い寒さを凌いでいる姿を見て、「私たち技術者も肩を寄せ合いチームとして力を合わせることによって、よりよい仕事ができるようになる」と感じました。

バイソン達の姿からイメージして、北を意味する「North」と雄牛を意味する「Bull」を組み合わせて社名を「North Bull(ノースブル)」と名付けました。

Q.会社設立までの経緯など教えください

会社は2011年の8月に設立しました。

2011年3月の東日本大震のときは、サラリーマンとして働いていました。そんな中、受精卵が届かないことで困っている農家さん達をたくさん目の当たりにしました。

「自分ができることはないか」「少しでも農家さん達の利益になることはないのか」と考えているうちに、サラリーマンをやりながら独立開業も並行して進めていました。

自分の開業については、それから数年は開店休業状態でしたが、農家さんからの要望もあって、勤め先を辞めて本格的に今の会社の事業を進めるようになりました。

Q.社会における使命・役割について

農家さんの利益向上が最大限目指しているところですが、まずは技術者達が働きやすい職場を作りたいですね。

いまは自分が大学を卒業するときに「こういう会社に入りたいな」と思っていた理想の会社のイメージに近づけていけるように運営しています。

農業という業界は、365日働、夜中まで働くことが当たり前とされていたり、そんなイメージも強いです。さらに、ほかの業種と比べるとケガや事故が多く、技術者にとって働きやすい職場は決して多くはありません。

業界の「当たり前」に甘んじることなく、技術者が長く働けて、女性にも優しい職場を目指しています。

高い技術を習得したり維持するには長期的に働ける環境が必要です。技術の安定化、高度化のためにも、結婚や出産によって職場を離れた女性が復職しやすいようにすることが大切だと思っていますし、働く人にとってプラスになる会社環境を整えることが、結果的に顧客のメリットに繋がると信じています。

職員と農家さんが、この会社と楽しく関わってもらえるようにすることが、何より大切だと思っています。

代表取締役

Q.今後の展望を教えてください

従業員が「働きやすい職場」を最大限維持しながら、新しい知的財産や特許取得のサポート、技術者から管理者になっていく過程のサポートをしていきたいです。

また、宮城県だけではなく、牛受精卵研究の技術が行き渡っていない地域にも当社の技術を広めていくような展開をしたいです。そのためには、長く働ける職場と優秀な技術者、さらにはバックオフィス業務を集中的に担ってくれる人材も必要ですね。

求める人物像

Q.会社にとっての社員とはどんな存在ですか?

当社の社員は、私を含めてそれぞれが各自の専門性に特化したスペシャリストの集団です。仕事においては各自が自分の役割を果たし、会社の中のシステムの一部になりきります。そして会社は各自が能力を発揮するための箱のようなものです。

社員はその箱を一緒に作っていける「仲間」ですね。また、会社から一歩出れば友人でありたいと思っています。

Q.一緒に働く仲間に求めることはなんですか?

個人の長所をどんどん伸ばしていってほしいです。一人ひとりの個性を大事にしたいですし、みんな仲良く仕事に取り組んでもらえたら嬉しいですね。

Q.人材育成について教えてください

当社は高度な技術力で日本の農業さんがゆとりある経営の助力になれるよう、技術者がスキル・キャリアを高められる環境づくりに注力しています。

牧場を自社で運営しているので、実務でいきなり農家さんと関わるのではなく、育成期間中は自社牧場で何度でも失敗を繰り返してもらって、一人前のスキルが備わってから自信を持って農家さんとか関わってもらっています。

新しく仲間になる方には環境を最大限活用してもらい、チャレンジしながら楽しんで仕事をしてもらえるといいですね。

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ノースブルでは獣医師、培養士を求めています。
経験者はもちろん、大学生のインターンは学年を問わず、随時受け入れ募集をしています。
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